本を読まない人のための本屋「wonderfulworld!」

本屋?雑貨屋? 北海道の函館市の隣の北斗市にある、本と雑貨と音楽の小さなお店。 あなたの人生を劇的に変化させる恐れがありますのでのめり込みすぎに注意しましょう。

2011年04月

おぉ!よくぞ隠し扉をみつけたな!
ここは「裏ワンダフルワールド!」
当店のディープでグロテスクで鬱な側面が語られる部屋じゃ!
心がまっすぐで純真なものは、立ち去られるがよい!
いてつく波動にやられるぞい!

●ワンダフルワールドのネーミングの由来
「ワンダフルワールド」→「素晴らしい世界」
なんと美しい響きじゃ!
このネーミングをストレートに受け取れるお方は誠にピュアな心の持ち主であろう。
しかし、わしが言いたいのは本当はそんなストレートな言葉ではない!

「は?こんなクソみたいな世界のどこが素晴らしいって?」

そう。皮肉の意味を込めてこの名前を刻んだのじゃ!
よく「この世の地獄のようだ!」とかいう表現があるが、
チッチッチ!違う、違う。

「この世地獄なんだよ!」

平和でありたいと誰もが願っているのに戦争はなくならない。
ひとりの人を愛し続けたいのに浮気をする。
親が子を殺し、子が親を殺す。
欲しいものの欲求は止まらない。幸せになっても、さらに大きな幸せを求める。
体に悪いとわかっていてもタバコも酒もスイーツもやめられない。
30代の死亡理由の第一位は病気でも事故でもなく「自殺」

こんな世界が素晴らしいか?
素晴らしいわけがない!
この世界は呪われておる!
人間界の初期設定が幸せになれないようになっておる!
飲んでも飲んでも乾きが癒えぬ業。
救いなどない!



そう悟ったとき、わしに怒りが込み上げてきたのじゃ!

「思い通りにさせるかよ!」と。

神の作った設定をブチ壊してやりたいと思ったのじゃ。
だからわしはここが「素晴らしい世界」だと思えるよう闘っておる。
わしのように心が屈折したあなたのような人間にも、
世界が素晴らしいと思ってもらえるようになっていただきたい。
その願ってつけたのが「ワンダフルワールド」という名前というわけじゃ。

世界を変えることはできなくても
自分を変えることはできる。
それはかなうはずじゃ。
本当にあなたが願えば。

「新刊やベストセラーに頼らず、ない知恵を絞って良書を売ろう。
やりたい事のために清貧に甘んじよう。
売上が悪くても明るく耐えよう。
ショップコンセプトを守るために売上を下げる勇気をもとう。
とりあえず、身を粉にして働こう。」

いまのところの店訓はこのような内容です。
が、最終的には不労所得で食っていくのが夢です。

The_Holstee_Manifesto.jpg


あなたの人生です。
大好きなことをやりましょう。
どんどんやりましょう。
気に入らないことは変えましょう。
好きじゃない仕事は辞めましょう。
時間がないならテレビを消しましょう。
一生の恋人を探してるなら、立ち止まりましょう。
その人は、あなたが好きなことを始めるまで待ってるんです。
分析するのは止めましょう。
人生はシンプルです。
感情は全てきれいです。
食べる時は最後の一口まで味わいましょう。
気持ちを、手を、そして心を、新しいことや新しい人に開きましょう。
私たちはお互いに違いがあることで結び付いています。
次に会う人にはどんな情熱があるか聞きましょう。
そして夢をシェアしましょう。
たくさん旅しましょう。
道に迷うことは自分自身を発見することにつながります。
チャンスは一度ずつしか訪れません。
しっかりつかみましょう。
人生とはまさにあなたが出会う人たちです。
そして、あなたがその人たちと創ることです。
だから、外に出て、創り始めましょう。
人生は短いです。
夢を生きましょう。
情熱を共有しましょう。


ホルスティのマニフェスト。
素晴らしいね。

わたくし店長の上村(ウエムラ)です。

大阪出身のツッコミ担当。
「ゲームが得意」「何時間でも寝れる」「人とコミュニケーションがとれない」」「器用貧乏」「関西人なのにつまんない」「メタルが好き」「目が悪い」「くちびるが分厚い」「なんかキモイ」
と、どれも仕事に生かせられない特徴ばかり。
いわゆる「社会不適合人間」です。

大阪→金沢→鈴鹿→奈良→鈴鹿→青森→釧路→旭川→愛知
と転勤を繰り返し、ここ函館(というか北斗市)にたどり着きました。
函館に観光に来たことがあり、着いた瞬間「ここに自分のお店を出そう!」と、
ビビッと…というか、ジュン!…というか、ズッギュゥゥゥッン!ときました。

職歴は、
「怪しい宝石屋」→「押し売り時計屋」→「体当たり営業」→「地獄の新古書店」→「某遊べる本屋」
そしてこのお店に至ります。

「某遊べる本屋」で10年ほど働いた経験を生かし独立したため
空気感やPOPや商品や、なにやら似てるなとお思われるようですが、
「パクってるやん!」とお客様に言われても店主は「ニヤリ」と不敵な笑みを浮かべるだけです。

狭くて小さいお店ですがどこよりもお客様の居心地のいいお店を目指します!(マジメ)
よろしくお願いします。

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